スタッフ座談会
霧島整形外科で働くさまざまな部署のスタッフたち。彼らはどんな思いで日々業務にあたっているのか、また有床診療所から病院になるにあたっての期待や抱負について座談会方式で語ってもらいました。
看護師
看護師に限ったことではありませんが、チームワークを大切にしています。時に意見が合わないことがあっても、皆の意見をバランス良く取り入れながら業務をスムーズに行える方法を模索します。当院はキャリアに関係なく、誰もが自分の意見を言いやすい雰囲気なので、とても働きやすいです。
また、当院には手術を控えた患者さんも多くいらっしゃいます。全身麻酔をかけて、自分の意識がない中で手術を行うわけですから、怖いのはごく自然なことです。手術までにそんな患者さんの恐怖心を拭い、安心して手術を受けていただけるよう、心のケアをするのも看護師の大切な役割だと思っています。そのためにも、普段から患者さんとのコミュニケーションを大切にし、信頼していただけるように努めています。
一方で外来担当の看護師は、笑顔で患者さんをお迎えするようにしています。また、患者さんの待ち時間を少しでも短くすることも大切です。来院される患者さんが多い日は、患者さんにお待ちいただかざるをえないこともありますが、私たちスタッフが協力し合って効率良く業務を行い、患者さんが気持ちよく診察を受けられる環境づくりをしています。病院になったら、ますますその重要性が増してくると思います。
理学療法士
私たち理学療法士は、「治したい」という情熱を大切にしています。情熱を持ち続けるのは簡単なことではありませんが、ここには高い目標を持った仲間がいるので、皆で一緒に頑張れます。また、痛みや痺れを抱えた患者さんの話に耳を傾けることが、治療のスタートラインだと思っています。そして、各部署で情報を共有して、痛みや痺れの原因を伝え、答えを提示することも大切です。手術を控えた患者さんは大きな不安も抱えていらっしゃいます。「不安」と一言で言っても、「無事成功するだろうか」「良くなるだろうか」といった身体的なものだけでなく、これからの生活に対しても不安を抱かれる患者さんもいらっしゃいます。そうした患者さんの気持ちを受け止めることも私たち医療従事者にとって大切なことだと思います。
放射線技師
放射線技師は何事も「患者さん主体」で業務を行うようにしています。患者さんが痛みを感じることなく、かつ患部をクリアに撮影するにはどうすれば良いか、常に考えながら仕事をしています。
また、他部署との連携も大切にしています。当院は他の病院と比べても部署間の風通しがとても良いと思います。だからスタッフ全員で情報を共有できるし、「ほうれんそう(報告・連絡・相談)」もしやすいです。
今回増床することになりましたが、普段から社外活動などに取り組んでいるせいか、自分の周りの人も皆当院の存在を知っていて、増床に期待を寄せています。そんな医療機関で働いていることをとても誇らしく思っています。
事務
来院された患者さんが、最初と最後に話すのが私たち医療事務のスタッフなので、第一印象はとても大切。忙しいときほど笑顔を心がけています。対応の仕方は、自分が患者側になって他の医療機関に行ったときに、そこの医療事務の方を見て勉強することもあります。そうすることで患者さんの気持ちがよくわかるんです。わからないことを何でも聞いていただきたいからこそ、患者さんが話しやすい雰囲気作りも大切です。
また、当たり前のことではありますが、医療事務の業務の中で最も重要なのは、正確性です。質問されたらどんなに些細なことでも、結果まで正確にお伝えします。100−1=99ではなく0になってしまうのが医療の世界だと思っているので、間違いのないようスタッフ同士が確認し合って情報を共有するようにしています。
今後の抱負
病院になることによって、救急対応ができるようになり、より一層地域貢献することができるようになると思います。術前から術後、在宅まで患者さんをフォローできるということはやりがいに繋がりますし、勉強にもなります。ここには若い人からベテランまで幅広い世代のスタッフがいて、それぞれが目的意識を強く持って働いています。だからこそ、患者さんのためにどうすれば良いか、忌憚なく話し合うことができるのです。