院長メッセージ
地域医療に貢献して欲しい。
霧島市国分は、霧島の美しい自然を望むことができる一方で、県内でも2番目に人口増加率が高い場所です。その上、空港とのアクセスも良好で鹿児島市内からも通勤圏内。まさに新しいことを始めるのに最適な場所だと確信し、2014年に霧島整形外科を開業いたしました。
開業以来、私は地元で必要とされる医療を提供したいという思いを強く持っています。脊椎の専門医のスキルを十分に発揮できるよう、大病院並みの設備を備えながらも、有床診療所として地域に密着した医療を提供できるよう、これまで職員一丸となって邁進してまいりました。しかし一方で、国分には手術やリハビリを積極的に行う医療機関が少なく、特に夜間緊急時に地元では対応できないという問題も抱えておりました。そこで、このたび病院化して、より多くのニーズに対応できるシステムを作ることにしたのです。将来的には、地元だけでなく他地域や外国からも患者さんが訪れるような病院にしたいと思っています。そのためには病院を支える職員の力が必要です。
生き方が多様化している現在、働き方も人それぞれ。専門性を高めてスキルアップしたい人、家庭とのバランスを取りながら働きたい人、働く意欲はあっても育児との両立に悩む人もいるでしょう。当院では、そうした個人の希望に合わせてチームを組んで働く体制を作りたいと考えています。
私にはもう一つ考えていることがあります。それは、「狭い専門性に縛られた医療機関ではなく、健康増進・ケガの予防のための新たなプラットフォームを作る」ということです。それを実現させるために、当院では社外活動を積極的に行っています。理学療法士による「スポーツ研究会」や、地元のホテルのプールをお借りして開催している「水中プール教室」もその一環です。いずれも単なる健康教室ではなく、「医学的に有効である」と裏打ちされた内容です。施設の規模が拡大しても、地域に開かれた医療機関でありたいという思いは変わりません。
医療従事者としても、人としても、職員には自由な心と広い視野を大切にして欲しいと願っています。職員に学会や勉強会などへの参加を推奨するのは、見聞を広める重要性を実感しているからです。先輩に意見を仰ぐことも大切ですが、自身の経験で身につけた技術や知識を大いに発揮して欲しいと思っています。働くにあたって、様々な制約や条件がある方もいると思いますが、「地域医療に貢献したい」という思いを共にできるのなら、私たちもできる限り柔軟に対応するつもりです。意欲のある方は、お気軽にご相談ください。